講演会やオンライン配信で大活躍の「スイッチャー」とは? 役割や使用例をご紹介
会議や講演会、イベントなどで映像を上映する、配信するといった際にぜひ知っておきたい機材の一つ「スイッチャー」。
この記事では「スイッチャー」について、どんな機材なのか、使用例とともにご紹介していきます。
✅スイッチャーの機能やメリットを知りたい
✅スイッチャーのレンタルを検討している
✅映像や配信を使う催しを準備しているけれど、スイッチャーが必要かどうか、 どんな機種が適しているのかわからない
こんなお悩みがある方はぜひチェックしてみてください。
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「スイッチャー」とは
「スイッチャー」とは、名前の通り映像をスイッチする=切り替えるのが主な役割となる機材です。
映像切り替え機能のみのものから、便利な効果や調整機能が付いたものなどさまざまな機種があります。
例えば最もシンプルな例では、下図のようになります。
スイッチャーの①番にPC、②番にDVDプレーヤーを接続
↓↓↓
①⇔②のボタンを押すだけでPC⇔DVDの映像切り替えがスムーズに!
プロジェクター等で映像を投影する場面をはじめ、いまではオンラインで映像を配信する場面も増え、多くの現場で活躍しています。
スイッチャーはなぜ必要?ーあるといいことー
PC、カメラ、DVD/Blu-rayプレーヤーなど、映像を出力する媒体にはさまざまなものがあります。
そして、
・PCを複数台使う
・「PCとカメラ」「PCとDVD」など複数の媒体を使う
というように、会の中でそれらを複数使用するケースも多いです。
そんな時、その都度流したい映像に切り替える作業が発生しますが、そこであると助かるのがスイッチャーです!
スイッチャーがない場合/ある場合の違いを見ていきましょう。
※以下はプロジェクターで投影する想定で解説します。
モニターを使う場合や配信をする場合も仕組みは同様です。
まずはスイッチャーがない場合……
《複数台のPCを使用するとき》
➡使うPCが変わるごとにケーブルを差し替える
➡・手間と時間がかかる
・抜き差しによる不具合のリスクがある
(差し替えの際にPCやプロジェクターの設定が変わってしまうことがある、接触が安定しない 等)
《PC/カメラ/DVDプレーヤーなど複数種類の媒体を使用するとき》
➡入力切替で映したいものを選択する
➡都度プロジェクター本体やリモコンでの操作が必要
➡・スクリーンにメニューや操作表示などが映ってしまう場合がある
・機種によっては入力切替に時間がかかる場合があり、会のスムーズな進行の妨げになる
スイッチャーがあれば……
・あらかじめ使うPCをすべてスイッチャーに接続しておけば、ケーブルの差し替えが不要で安心◎
・PC/カメラ/DVDといった入力切替も、プロジェクター本体やリモコンの操作が不要になってスムーズ◎
➡スイッチャー操作のみでリアルタイム(瞬時)に切り替えが可能に!
本番中にプロジェクター周りの接続や設定を変えることがなくなり、手間や事故のリスクを減らせるほか、会のスムーズな進行にも役立ちます。
スイッチャーの機能
スイッチャーには、映像のスイッチングをする以外にも便利な機能を備えたものがあります。
以下は一例となりますが、スイッチャーでできることをご紹介します。
※搭載機能は機種により異なります。
また、上から下に/左から右に、画が切り替わるような設定も可能です。
メインの映像を出している画面に、別の映像を重ねて出すことができます。
テレビ番組の「ワイプ」のようなイメージで、例えば講演会でPC=スライドを表示しながら、カメラ映像=話者の顔を映し出すなどの使い方が可能です。
●DSK合成
背景映像にテキストや画像などを重ねることができます。
テロップを付けたり、ロゴマークを映像に重ねたりといった演出が可能です。
いま選択している映像と次に映したい映像を確認しながらオペレーションできるため、入力する映像の数が多いときや切り替えが頻繁なときには特に活用したい機能です。
・プロジェクターのシャッターを閉める(光源を隠す)
・プロジェクターのミュート機能を使う
などの方法もありますが、設備や運営上の都合でそれが難しいこともあります。
そんな時にはスイッチャーを使って黒画面の状態に切り替えることで対応が可能です。
(操作方法や名称は機種により異なります。)
「会を通して映像に使用するのはPC1台だけ」といった場合は、基本的にはスイッチャーがなくても運営が可能ですが、このようにON/OFFの切り替えをスムーズに行うためにスイッチャーを活用するという方法もあります。
オンライン配信でのスイッチャー活用事例
CASE 1:オンライン音楽ライブ
演者のアップ、ステージ全体、左右それぞれからの画など、いくつかのアングルから複数のカメラで撮影し、シーンに応じて切り替えて視聴者に届けることがあります。テレビの音楽番組でもイメージがありますよね。
そんな時に必須となるのがスイッチャーです。
🔷実際の事例
3台のカメラと3台のPC、計6台を使って配信されたライブ映像はこちらから♪
▶オンラインライブをプロデュース ~映像編~
曲調に合わせたテンポで切り替えながら、その瞬間の一番いい画をお届けできるようオペレーションしています。
冒頭にはオープニングムービーがありますが、ムービー再生からカメラ映像への切り替えもスイッチャーがあればお手の物です。
CASE 2:オンラインセミナー・Web講演会
こうした場面では、次のように複数のPCや媒体を使うケースも多くあります。
・主催者PC:会のタイトルや進行のスライド
・講演者PC:講演スライド
・カメラ:講演者の顔を映す
・DVD/Blu-rayプレーヤー:資料映像などの再生
スイッチャーがあるとこれらを簡単に切り替えられることに加え、 講演者自身が画面共有等の操作を行う必要がないため、運営・進行がスムーズになるというメリットも。
また、切り替えのために間が空いたり映像が途切れたりしないので、 視聴者の満足度UPにも繋がります。
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🔷その他の事例
複数のカメラとスイッチャーを使用した配信事例です。一般企業のほか、学校関連の実績もございます。
▶高校弓道大会の映像中継
▶大学式典のオンライン配信
スイッチャーの種類
スイッチャーの種類については、メーカーや機種により以下のような違いがあります。
✔ 入力数/出力数(接続できる媒体の数)
✔ 対応端子(接続できるケーブルの種類)
✔ 搭載機能の内容
自社での導入をご検討の際は、使用媒体や用途に合ったものを選びましょう。
できることが多い機種は便利ですが、その分操作は複雑になります。
入力数の多いものや機能が充実したものを使用したい場合は、ぜひ手配やオペレートはプロにご相談ください!
東芸では内容に応じて機材の手配から、本番での機材設置・オペレートまで一括で承っております。
スイッチャー以外の映像機器の取り扱い、映像配信のサポートにも対応しております!
ご検討の際は、ぜひ日程に余裕を持ってお問い合わせください。
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まとめ
映像機器の「スイッチャー」について、メリットや機能例、実際に活用されるケースなどをご紹介しました。
🔶複数の映像をスムーズに切り替えることができる
🔶切り替え以外にも便利な機能がある(機種により異なります)
🔶配信の催しでは、運営の効率化や視聴者の満足度UPにも繋がる
🔶使用媒体の数や種類・用途に合わせて選ぶ
リアル/オンライン開催問わず、計画されている催しで「スイッチャーがあった方がいいかも」と思った方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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